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Ascension Spectacle アセンション・スペクタクル
価格 : 3,981円(本体3,619円+税10%) |
作曲・演奏=JINMO プロデューサー=能勢伊勢雄 発行=Live House PEPPERLAND 平成20年度文化庁芸術祭参加作品 |
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39pt |
GMOポイントは ショッピングモールやサービスの垣根なく 多くのネットショップや複数のサービスで 利用する事ができる共通ポイントです。
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ご購入金額(税抜)が8000円以上の場合は送料無料になります
私は命懸けで創りました。
あなたが聴くなら、あなたにそれ相応の覚悟を要求したいです。
(JINMO 2008年3月21日)
本作品は可聴域を超えた超音波帯域まで含む全周波数帯域で、正確に整数倍の比率を持つ202種の音から構成される"自然倍音完全音階"という独自の音階で制作される、数千トラックからなる1時間以上の大作であり、Jinmoの作品の中でも必ずや永劫に語り継がれるであろう渾身の作品である。
1980年代後半、JINMOはピュタゴラス学派の研究を開始し、同時に音=音楽に対する生体の原初的反応に関心を抱きDNA音楽研究所を主宰、世界的な分子生物学者である渡辺格博士との交流を深め、さまざまな前衛的文化シーンに関わりながら、一方で「生体に実効力を発揮する物理現象としての非記号化音楽」をテーマとし、かずかずの実験を継続的に行ってきた。その集大成が本作品であり、この作品があったからこそ「精神核 MensaNuclea」も生まれたのである。
本作品の制作にあたってJinmoは、音像の各部を精密な計測をおこなって初めて認識されるような、一般的なヒトの知覚能力限界を越える細密さで、微細限界値の領域までの調整を細心に行い、ために完成までに2001年末の制作開始から7年の期間を要し、一時は体重40キロにまで激減し倒れる寸前までに自らを追い詰めた。またプロデューサーの能勢伊勢雄は採算を度外視してスタンパーを2種類制作し、精密計測専門の会社に渡し、Jinmoの制作した元データとの比較をさせたが、1万分の1の値でのビットレートの精度でも満足せず、更に細かな注文を付け、限界に挑戦するよう促し、ようやく完璧な3枚目のスタンパーを完成させたのである。
まさに二人の心血を注いだこのCDであったが、それは100年、1,000年後の人々へのメッセージであり、その頒布にあたっては「解らない人には売らない」という方針が貫かれ、告知・広告展開は一切おこなわれず、縁有る人が出会うという形でしか頒布されなかった。それゆえ本作品はいわば幻のCDとなっていたのだが、弊社では『精神核 MensaNuclea』のリリースを記念し、能勢伊勢雄氏とPepperLandさんのご好意により頒布させて頂くことになった次第である。
そういう作品なので「圧縮形式などに変換せず、なるべくは良質なプレイヤーで、"ながら"ではなく熟聴する時間を惜しまず、加えて、本作の3,806秒間に生じる諸々の、表層ではなく深奥を理解しようとする努力に対しても歓喜されるような、そういう人の手に渡りますように」というのがJinmo氏の願いである。部数は50部限り。お1人さま1部のみの販売となりますのでご了承下さい。
聴け!時の神ホーレンの音の嵐を!
新生の日の到来が、
霊的聴覚に響き始める。
岩戸が軋んで開き、
太陽神フェーブスを載せた車が轟音と共に現れる。
光の氾濫!
管楽器群が鳴り響き、
視覚は眩惑され、聴覚は驚愕し、
未験者は耳を塞ぐ。
花の萼へ潜り込め
もっと深く、もっと深く、音を恐れて。
岩の間へ、葉の陰へ、
この音に直撃されれば、耳を劈かれるぞ
ゲーテ『ファウスト』(JINMO訳)第2部第1幕より