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東日流外三郡誌の逆襲

「壁の外」に歴史はあった!

学界は長く、この書を「偽書」と断じてきた。 

笑い、罵り、語る価値すらないと切り捨ててきた。 

だが、それでも足を止めなかった者たちがいる。

北の果て、語部の記録に宿った”もう一つの日本"。 

──それは、封じられた真実か。それとも、壮大な叛逆か。 

いま、禁忌の書は再び開かれる。

すべては、壁の内側に飼い慣らされた歴史を打ち壊すために。

商品コード : 89350ー982-6
価格 : 3,960円(本体3,600円+税10%)
古賀達也=編 A5判 並製 ソフトカバー 400頁
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「壁の外」に歴史はあった!

東日流外三郡誌の逆襲

古賀達也=編 A5半 並製 ソフトカバー 400頁

3,960円(本体3,600円+税10%)


1990年代、『東日流外三郡誌』は猛烈な中傷キャンペーンの標的となり、「和田喜八郎が偽造した現代の偽書」との烙印を押され、歴史の闇へと葬られた。 しかし実際には偽書派は『東日流外三郡誌』そのものの核心には触れずに、後年に登場した一部文書の不自然な記述や、和田氏の経歴詐称に焦点を当て、それを「戦後最大の偽書事件」とあたかも詐欺事件であるかのように喧伝したのが真相である。 そもそもこの“事件”には被害者などまったく存在しないのである。あったとすれば彼ら──売名欲と歪んだ正義感にかられた三流新聞記者や自称古代史家や三流ライターが盲目的に寄りかかる「歴史」──それも「通説」というものにすぎない。 本書は『東日流外三郡誌』を擁護したために学界から追放された歴史学者古田武彦の衣鉢を継ぐ古田史学会の面々による24篇の論考と、同会を代表する古賀達也と八幡書店社主武田崇元との対談を収録したものである。 


【内容】 

第1部 真実を証言する人々

 第2部 偽作説への反証 

第3部 資料と遺物 

第4部 和田家文書から見える世界 

巻末特別対談 武田崇元 VS 古賀達也「東日流外三郡誌の逆襲」 


和田喜八郎さんとは1970年代からのつきあい。怪しい人だよ。平気でちゃらんぽらんを言う。そんなことは、偽書派の連中よりもわしがいちばんよく知っている。巻末対談ではこれまで伏せていた話をすべてぶち撒けた。その上で田山花袋とプロト『東日流外三郡誌』、石塔山の原風景と幻の天池、津軽埋蔵金とM資金など、新たな事実を繋ぎあわせながら『東日流外三郡誌』の謎の核心と今後の研究の方向性を語っているのでぜひお読み頂きたい。人事なポイントを一つだけ言っておきます。市浦村から最初の『東日流外三郡誌』が刊行されてはじめて和田さんに会ったわけだが、和田さん、柳田國男の『石神問答』にアラハバキ神が出てくるなんてまったく知らなかったし、各地でアラハバキが門客神として祀られてることも知らなかった。そもそも誰もそんなもん知らなかった。わしだって知らんかった……じゃあ『東日流外三郡誌』の荒吐神のソースは何なのかということだ。(弊社社主・武田崇元)

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