仙童寅吉が見聞した幽境の舞楽一一
その神秘の舞を再現した幻の絵図が巻物に!
巻子 七生舞
桐箱入 巻子寸法:30×160.5cm
88,000円→68,000円+税
もうこれは知る人ぞ知る尊くも尊い幽秘の秘図である。かの仙童寅吉が杉山僧正(高根大神)に連れられ異界において見聞した七生舞(御柱舞)が描かれた神秘の絵図なのである。その貴重な極彩色の原図の一枚は、国立歴史民俗博物館にも所蔵されているが、最近になって神縁により一枚がなんと弊社の手に帰することとなった。なにか絵図自身に意思があって弊社に依り来たったようにも思われ、ここに神縁ある方に巻物として頒布することとなった。
七生舞は言霊の舞である。平田篤胤『仙境異聞』「七生舞の記」によれば、山や海(仙人の舞であるので海上でも行われることがある)の広い場所の中央に一尺角の御柱を建て、緑色の衣を着た舞人50人、楽人24人が、この柱を中心として輪になり囲む。笛の「アー」という音とともに先頭の舞人が「アー」と発声し、48人の舞人が一斉に左の手足を出す。「イー」の時は右の手足を出し、「ウー」で右の手足を引く。「エー」で右の手足を出す。「オー」から「ケー」まで、左の出し引きを繰り返し、「コー」から「セー」まで、右の出し引きを繰り返す。以下、5声づつ左の出し引き、右の出し引き(5声で片足1歩前進)を繰り返しながら「ヲー」まで12足進み、その後も続く。
この神秘な舞は、よほど有縁の者でないと、その生涯において実見することは叶わないものとされているが、そもそも天地神祇に感応し、妖魔の類いはこれを忌み嫌近づくことがないとされる。よってこの巻子を繙くことは、単に眼福に与かるのみならず、さらに親しみ拝ろがめば、自ずと幽冥界と気線が繋がり、妖魔邪気が撃攘されることは必定である。
また、この七生舞を指導するかのごとく、舞人と同じ装束に身をつつんだ杉山僧正ご自身の御姿も大きく描かれている。杉山僧正は、人間を神仙界に啓導したまう役割を担われた神人であり、本巻子を繙き、その御名を唱えることによって、より確かに神仙界との気線が感通し、無限の守護と幸ひを得ることと確信する。そこで、本巻子の頒布に伴い、今まで神縁ある方しか知らなかったご真名を伝授することとした。限定部数頒布ゆえ、この貴重な神縁をお見逃しなきよう。