『霊界物語・入蒙記』に先だつ幻の原本
王仁蒙古入記
上野公園=著 A5判 並製
3,520円(本体3,200円+税10%)
大正13年(1924)2月13日払暁、王仁三郎はひそかに綾部をたち、数名の同志とともに入蒙の途についた。ちなみにのちの合気道開祖植芝盛平も王仁三郎のボディガードとして従軍した。一行は3月3日、奉天を出発し、とう南をへて公爺府に入るが、張作霖のために6月21日パインタラで武装解除される。本書はその貴重な王仁三郎蒙古入りの記録である。著者の上野公園は実在の新聞記者で王仁三郎の口述に基づいて本書を執筆したらしい。本書は『霊界物語』特別編にも収録されているが、構成や内容が異なるところが多々あり、資料的にきわめて貴重である。