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北極の神秘主義

ナチ・オカルトと北極のミッシング・リンク!
ヒュペルボレア大陸、黒騎士団、トゥーレ協会、アガルタ、ラヴクラフト……めくるめく知的冒険の旅!
製造元 : 工作舎
希望小売価格 : 3,800
価格 : 2,420円(本体2,200円+税10%)
ジョスリン・ゴドウィン著 工作舎刊
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ナチ・オカルトと北極のミッシング・リンク!
ヒュペルボレア大陸、黒騎士団、トゥーレ協会、アガルタ、ラヴクラフト……めくるめく知的冒険の旅!

北極の神秘主義
ジョスリン・ゴドウィン著 工作舎刊
定価3,800円+税⇒特価2,420円(本体2,200円+税10%)

 星空が北極を中心に回転していることに人類が気づいて以来、「極の原型」(archetype of the Poles)」をめぐって、ブラヴァツキーの神智学、ナチズムのアーリア神話、チベット密教のシャンバラなど、古今東西ありとあらゆるエソテリズムが展開されてきた。本書はそうした「極」のエソテリズム思想史のアンソロジーである。
 取り扱うテーマは幅広いが、なんといっても特筆すべきは、ルネ・ゲノンの北極ヒュペルボレア大陸説と、それを継承的に発展させたオカルト・ファシストユリウス・エヴォラの北極アーリア原郷論についての詳細な言及であろう。ゲノンはブラヴァツキーの「西」のアトランティス大陸論に対して、「北」のヒュペルボレア大陸論を対峙させ、エヴォラは、北極がアーリア人種の原郷であったと主張し、ナチズム/ファシズム運動に深い影響力を持った。北極においてオカルティズムとナチズムが邂逅した瞬間である。エヴォラについて日本語で読めるまとまった資料としてきわめて貴重であり、このような良書が特価書籍として販売されることは異例である。この機会をお見逃しなきようお願いしたい。なお、著者のジョスリン・ゴドウィンは、オカルティズム研究で知られる碩学の音楽史研究者。

目次
第1部 
ヒュペルボレアにて
黄金時代/地球の失われた時代/時代の周期/不滅の聖地/ブラバツキーの七つの大陸/ゲノンのヒュペルボレア論/ジャン・フォールの秘教年代学/
2部 北極光
北極の原郷/バイイの北方文化説/ウォレンの極の楽園説/ティラタの北極原郷/アーリア人の神話/アーリア人の優越性/アーリア主義と神智学/アーリア人のさまざまな原郷/トゥーレ協会/トゥーレの復活/ロシアのスワスティカ/ナチズムのオカルト的源流/監視者(ヴェイユール)たち/20世紀の神話/ユリウス・エヴォラ/黒騎士団人ランディヒのトゥーレ主義小説/黒騎士団を追って/セラノは総統を賛美する/死者との進軍:ジャン・パルヴレスコの場合/
第3部 隠された地
アガルタと〈北極星〉/アガルタ神話の起源/サン=ティーヴ・ダルヴェドール/極の同胞団/シャラトンのブラフマトマ/シャンバラ/チベットのシャンバラ/ゴビのシャンバラ/リョーリョフ一家/シェイヴァー・ミステリー/極点の穴/地球空洞論小史/サイコメトリストと予言者たち/現代の地球空洞論者たち/南極大陸/南極の神話/ポオ、ヴェルヌ、ラヴクラフト/北と南の極性/
第4部 復活のアルカディア
象徴の極/ジョン・オニールの極の神話解読/スワスティカ/カドゥケウス/天の意志/太陽の伝説と極の伝統/ゲノンの黄道12宮仮説/黄道12宮の始まり/ミトラス教/諸天球の上昇/霊極/アンリ・コルバンによる神智学解釈/ダンテと〈極の伝統〉/二つの伝統とその危険性/地下の流れ/
第5部 傾斜
激変論者たち/ギリシア哲学者たちの地軸傾斜観念/地球の神聖理論/初期の科学理論/彗星による洪水/月の接近/斉一論者たち/黄道傾斜角測定の変遷/モンマルトルの予言者/ノリッジの靴屋/現代の地質学理論/複合理論/ランドルフとドレイソンの破局理論/ブラヴァツキーの破局史/バビュスとサン=ティーヴ・ダルヴェドール/さまよえる極理論/大陸移動説小史/現代の地質学理論/復興/救済/極移動に関する科学の公式見解/極移動の予言

 

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